1920~30年代の奈良女子高等師範学校附属小学校における「合科学習」の課題と実践 「中合科学習」と「大・小合科学習」との接続を中心に
本稿は、1920~1930年代初頭の奈良女子高等師範学校附属小学校において、J. メリアムの生活単元学習を参考にした「中合科学習」の導入によって生じた「合科学習」の一貫性の確保という課題の解決に向け、木下主事の指導のもと訓導たちが取り組んだ実践を検討した。考察の結果、岩瀬訓導や塚本訓導が「中合科学習」と「大・小合科学習」とを生活単位を定めた学習で有機的に接続させて、「合科学習」の一貫性の確保を図ったことを明らかにした。...
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| Published in | 教育学研究 Vol. 86; no. 3; pp. 385 - 395 |
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| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
一般社団法人 日本教育学会
2019
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0387-3161 2187-5278 |
| DOI | 10.11555/kyoiku.86.3_385 |
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| Summary: | 本稿は、1920~1930年代初頭の奈良女子高等師範学校附属小学校において、J. メリアムの生活単元学習を参考にした「中合科学習」の導入によって生じた「合科学習」の一貫性の確保という課題の解決に向け、木下主事の指導のもと訓導たちが取り組んだ実践を検討した。考察の結果、岩瀬訓導や塚本訓導が「中合科学習」と「大・小合科学習」とを生活単位を定めた学習で有機的に接続させて、「合科学習」の一貫性の確保を図ったことを明らかにした。 |
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| ISSN: | 0387-3161 2187-5278 |
| DOI: | 10.11555/kyoiku.86.3_385 |