大学生による地域連携の一事例 中高生の居場所カフェの運営を通して
地域社会において大学機関の果たす役割は,学生,教員,職員,保護者,さらには大学の周辺に位置するステークホルダーにとっても益々重要な関心事となってきている。中央教育審議会答申 (2005)の「我が国の高等教育の将来像」を端緒に大学の社会貢献の重要性が強調されている。このような大学教育改革を背景に,学生による地域社会における取り組みもまた具体的な実践が積み上げられている。各々の学生による実践は,全国的な傾向や潮流の中でどのように位置づくのかを明確化する必要がある。さらには今後の地域社会において,大学機関が果たす役割の改善に生かすためにも,客観的かつ包括的にデータを蓄積することが求められる。千葉市に...
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| Published in | 植草学園大学研究紀要 Vol. 15; pp. 33 - 43 |
|---|---|
| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
学校法人 植草学園大学
31.03.2023
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1883-5988 2433-555X |
| DOI | 10.24683/uekusad.15.0_33 |
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| Summary: | 地域社会において大学機関の果たす役割は,学生,教員,職員,保護者,さらには大学の周辺に位置するステークホルダーにとっても益々重要な関心事となってきている。中央教育審議会答申 (2005)の「我が国の高等教育の将来像」を端緒に大学の社会貢献の重要性が強調されている。このような大学教育改革を背景に,学生による地域社会における取り組みもまた具体的な実践が積み上げられている。各々の学生による実践は,全国的な傾向や潮流の中でどのように位置づくのかを明確化する必要がある。さらには今後の地域社会において,大学機関が果たす役割の改善に生かすためにも,客観的かつ包括的にデータを蓄積することが求められる。千葉市にある U 大学のピアサークルは,令和4年度より「中高生の居場所カフェ」を運営し始めた。本報は,ピアサークルを中心として広がった学生達による地域連携の一事例を速報として報告するものである。 |
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| ISSN: | 1883-5988 2433-555X |
| DOI: | 10.24683/uekusad.15.0_33 |