中山間部道路での対向車接近表示システム (中山間道路走行支援システム) の効果計測

対向車の有無の情報提供を行なうことで, 相互走行を円滑にする中山間道路走行支援システムが安価になり, 今後1.5車線的道路整備の一環として設置が望まれる. しかし, このシステムは道路利用者からは好評を得ていると言われているものの, その効果はこれまで限定的にしか把握されていない. そのため, システム導入から一定期間経過した現在, 定量的にシステム導入の効果を計測することが必要である. そこで, システム作動の有無による車両挙動の違いやシステム設置前後での車両挙動, 近隣住民意識の変化を探ることで, システムの効果を定量的に計測することを試みる.そして, それらをもとにシステム導入の効果を考...

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Published in土木計画学研究・論文集 Vol. 25; pp. 979 - 987
Main Authors 片岡, 源宗, 寺部, 慎太郎, 内山, 久雄, 加藤, 瑞穂, 熊谷, 靖彦
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 土木学会 30.09.2008
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ISSN0913-4034
1884-8303
DOI10.2208/journalip.25.979

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Summary:対向車の有無の情報提供を行なうことで, 相互走行を円滑にする中山間道路走行支援システムが安価になり, 今後1.5車線的道路整備の一環として設置が望まれる. しかし, このシステムは道路利用者からは好評を得ていると言われているものの, その効果はこれまで限定的にしか把握されていない. そのため, システム導入から一定期間経過した現在, 定量的にシステム導入の効果を計測することが必要である. そこで, システム作動の有無による車両挙動の違いやシステム設置前後での車両挙動, 近隣住民意識の変化を探ることで, システムの効果を定量的に計測することを試みる.そして, それらをもとにシステム導入の効果を考察する.
ISSN:0913-4034
1884-8303
DOI:10.2208/journalip.25.979