日本の屋根付き橋の全国調査とその概要

英語でCovered Bridgeといわれる屋根付き橋は、アメリカ、カナダでは今でも郊外部や農村部で現役の道路橋として使われている。中には鉄道橋として使われているのもある。ヨーロッパにもリアルト橋、ヴェッキオ橋 (ともにイタリア)、パルトニー橋 (イギリス) などの屋根付き橋が地域のシンボルや歴史的な構造物として親しまれている。日本では、古い社寺仏閣にある屋根付き橋が、宗教施設のひとつとして、大切に保存されている。 本研究は全国的に現存数が少なく、歴史・民俗的にも貴重な屋根付き橋に注目した。日本における屋根付き橋の研究事例は少なく、その全貌も明らかではない。本稿では、現存する屋根付き橋の全国調...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in土木史研究 Vol. 20; pp. 359 - 366
Main Authors 長谷川, 英男, 市古, 太郎, 伊東, 孝
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 土木学会 01.05.2000
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0916-7293
1884-8141
DOI10.2208/journalhs1990.20.359

Cover

More Information
Summary:英語でCovered Bridgeといわれる屋根付き橋は、アメリカ、カナダでは今でも郊外部や農村部で現役の道路橋として使われている。中には鉄道橋として使われているのもある。ヨーロッパにもリアルト橋、ヴェッキオ橋 (ともにイタリア)、パルトニー橋 (イギリス) などの屋根付き橋が地域のシンボルや歴史的な構造物として親しまれている。日本では、古い社寺仏閣にある屋根付き橋が、宗教施設のひとつとして、大切に保存されている。 本研究は全国的に現存数が少なく、歴史・民俗的にも貴重な屋根付き橋に注目した。日本における屋根付き橋の研究事例は少なく、その全貌も明らかではない。本稿では、現存する屋根付き橋の全国調査の概要を紹介する。
ISSN:0916-7293
1884-8141
DOI:10.2208/journalhs1990.20.359