前眼部OCT (CASIA2) によるCorneal Mapモードによる各パラメータの検者内及び検者間の再現性
「要約」【目的】前眼部OCT (CASIA2) のCorneal Mapモードの各パラメータの検者内及び検者間の再現性の検討. 【対象と方法】屈折異常以外の眼疾患のない9例18眼 (男性1名, 女性8名, 31.0±14.0歳) を対象. CASIA2のCorneal Mapモードで2名の視能訓練士 (13年目) (1年目) が10回ずつ測定した. 解析した各パラメータは中心角膜厚 (CCT), 前房深度 (ACD), 隅角間距離 (ATA), 強膜岬間距離 (ACW), lens vault (LV), crystalline lens rise (CLR) で, 検者内の再現性の評価は各パ...
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| Published in | 日本視能訓練士協会誌 Vol. 47; pp. 173 - 179 |
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| Main Authors | , , , , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本視能訓練士協会
01.12.2018
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| ISSN | 0387-5172 |
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| Summary: | 「要約」【目的】前眼部OCT (CASIA2) のCorneal Mapモードの各パラメータの検者内及び検者間の再現性の検討. 【対象と方法】屈折異常以外の眼疾患のない9例18眼 (男性1名, 女性8名, 31.0±14.0歳) を対象. CASIA2のCorneal Mapモードで2名の視能訓練士 (13年目) (1年目) が10回ずつ測定した. 解析した各パラメータは中心角膜厚 (CCT), 前房深度 (ACD), 隅角間距離 (ATA), 強膜岬間距離 (ACW), lens vault (LV), crystalline lens rise (CLR) で, 検者内の再現性の評価は各パラメータの変動係数の平均を求め, 検者間の再現性の評価はBland-Altman Plotを用いた. 【結果】各パラメータの変動係数の平均はCCT 0.29%, ACD 0.44%, ATA 1.46%, ACW 1.56%, LV 35.91%, CLR 15.70%であった. 検者間の測定値の差の平均±標準偏差はCCT-0.0004±0.0013mm, ACD 0.003±0.014mm, ATA -0.013±0.055mm, ACW -0.011±0.057mm, LV -0.007±0.019mm, CLR -0.004±0.015mmであった. 【結論】CASIA2で測定した前眼部パラメータの検者内及び検者間の再現性はLV以外は高く臨床への応用が期待される. |
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| ISSN: | 0387-5172 |