ミラーガラスに映り込む空の量に関する解析的研究

本研究では,大都市圏でのビルの新築や大規模都市開発などで,近年多く採用されている熱線反射ガラスへの空の映り込みを,数理的モデルによって分析している.始めに二次元で表現される断面モデルを用いて分析を行う.これにより反射した空の視野角(長さ)と視点場の位置,壁面の高さ,街路幅の関係を明らかにしている.次に3次元において反射した空の量を立体角(面積)として定義し,数理的モデルを用いて分析している.また最も単純な街路空間を設定し,3次元の場合での反射した空の立体角と視点場の位置,壁面の高さ,街路幅の関係を明らかにしている.結論として,断面モデルから視点場の位置,壁面の高さ,街路幅などについて反射した空...

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Published in都市計画論文集 p. 283
Main Authors 切田, 元, 大澤, 義明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本都市計画学会 2006
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ISSN1348-284X
1348-284X
DOI10.11361/cpij1.41.0.283.0

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Summary:本研究では,大都市圏でのビルの新築や大規模都市開発などで,近年多く採用されている熱線反射ガラスへの空の映り込みを,数理的モデルによって分析している.始めに二次元で表現される断面モデルを用いて分析を行う.これにより反射した空の視野角(長さ)と視点場の位置,壁面の高さ,街路幅の関係を明らかにしている.次に3次元において反射した空の量を立体角(面積)として定義し,数理的モデルを用いて分析している.また最も単純な街路空間を設定し,3次元の場合での反射した空の立体角と視点場の位置,壁面の高さ,街路幅の関係を明らかにしている.結論として,断面モデルから視点場の位置,壁面の高さ,街路幅などについて反射した空の量と本当の空の量とは,逆の関係にあることを明らかにした.
Bibliography:40
ISSN:1348-284X
1348-284X
DOI:10.11361/cpij1.41.0.283.0