靴型荷重測定装置 (ステップエイド(R)) による聴覚フィードバックが部分荷重歩行に及ぼす効果
要旨: [目的] 本研究では, アラーム付靴型荷重測定装置(ステップエイド(R))を用いて聴覚フィードバックが部分荷重(Partial weight bearing: PWB)歩行に及ぼす効果を検証する. [対象] 健常者11名(平均年齢28±7歳)を対象とした. [方法] 1) ステップエイド(R)を用いた聴覚フィードバック課題, 2) 体重計を用いたフィードバック課題(従来法), 3) フィードバックを行わない課題の3種類のPWB歩行課題を実施した. その際のPWBは体重の1/3とし, PWB側は軸足とした. 測定項目は歩行中の軸足への実際の荷重量および10m歩行時間とした. [結果] ス...
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Published in | 理学療法科学 Vol. 30; no. 3; pp. 445 - 448 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
理学療法科学学会
07.07.2015
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ISSN | 1341-1667 |
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Summary: | 要旨: [目的] 本研究では, アラーム付靴型荷重測定装置(ステップエイド(R))を用いて聴覚フィードバックが部分荷重(Partial weight bearing: PWB)歩行に及ぼす効果を検証する. [対象] 健常者11名(平均年齢28±7歳)を対象とした. [方法] 1) ステップエイド(R)を用いた聴覚フィードバック課題, 2) 体重計を用いたフィードバック課題(従来法), 3) フィードバックを行わない課題の3種類のPWB歩行課題を実施した. その際のPWBは体重の1/3とし, PWB側は軸足とした. 測定項目は歩行中の軸足への実際の荷重量および10m歩行時間とした. [結果] ステップエイド(R)を用いた聴覚フィードバック課題によるPWB歩行は体重計を用いた従来法と比べて, 有意に適切な荷重を保持できていた(p<0.01). [結語] ステップエイド(R)による聴覚フィードバックを利用したPWB歩行は, 容易で適切なPWBを保持できることから効果的なリハビリテーションの実施が期待できる. |
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ISSN: | 1341-1667 |