RA患者に対するセメントレスTKAの中期成績
「目的」関節リウマチ(以下RAと略す)患者の膝関節破壊に対して機能再建法のひとつとして, 人工膝関節全置換術(以下TKAと略す)は良好な成績を収めている. 当施設では開設当初からRA症例に対してセメントレスTKAを積極的に施行してきた. 今回, RA患者で, 術後5年以上経過したセメントレスTKA症例の術後臨床成績について日常生活動作(以下ADLと略す)ならびにX線学的変化を評価・検討した. 「対象」2000年4月から2001年12月までの間にTKAを施行したRA患者160症例172関節のうち, セメントレスTKAを施行した症例は78症例85関節であった. セメント使用の可否は, 術中の骨質の...
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          | Published in | 日本関節病学会誌 Vol. 28; no. 1; pp. 59 - 64 | 
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| Main Authors | , , , , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            日本関節病学会
    
        2009
     | 
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| ISSN | 1883-2873 | 
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| Summary: | 「目的」関節リウマチ(以下RAと略す)患者の膝関節破壊に対して機能再建法のひとつとして, 人工膝関節全置換術(以下TKAと略す)は良好な成績を収めている. 当施設では開設当初からRA症例に対してセメントレスTKAを積極的に施行してきた. 今回, RA患者で, 術後5年以上経過したセメントレスTKA症例の術後臨床成績について日常生活動作(以下ADLと略す)ならびにX線学的変化を評価・検討した. 「対象」2000年4月から2001年12月までの間にTKAを施行したRA患者160症例172関節のうち, セメントレスTKAを施行した症例は78症例85関節であった. セメント使用の可否は, 術中の骨質の状態で判断した. そして現在も当科で継続加療中である52症例61関節(女性46例, 男性6例)を対象とした. 原疾患の内訳はRA51症例59関節, 若年性関節リウマチ(以下JRAと略す)1症例2関節であった. | 
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| ISSN: | 1883-2873 |