地方自治体女性管理職の組織配置からみる性別職域分離 政令指定都市A市の事例から

本研究ではA市の女性管理職を事例に、組織での配置状況をジェンダー視角から分析し、管理職の仕事の中で「女性向き」の仕事と「男性向き」の仕事は解消されているのか、解消されないのであればどのように作られているのかを検討した。 A市の女性管理職は、職場慣行や組織風土から作られる序列に基づき、現在も総じて「権力」から遠ざける配置をされており、女性管理職の量的増加をもってしても「女性向き」「男性向き」の仕事が解消されていないことが明らかになった。...

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Published in社会政策 Vol. 16; no. 2; pp. 1 - 13
Main Author 佐藤, 直子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社会政策学会 30.07.2024
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ISSN1883-1850
2433-2984
DOI10.24533/spls.16.2_1

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Summary:本研究ではA市の女性管理職を事例に、組織での配置状況をジェンダー視角から分析し、管理職の仕事の中で「女性向き」の仕事と「男性向き」の仕事は解消されているのか、解消されないのであればどのように作られているのかを検討した。 A市の女性管理職は、職場慣行や組織風土から作られる序列に基づき、現在も総じて「権力」から遠ざける配置をされており、女性管理職の量的増加をもってしても「女性向き」「男性向き」の仕事が解消されていないことが明らかになった。
ISSN:1883-1850
2433-2984
DOI:10.24533/spls.16.2_1