地域在住高齢者に対するタブレットを通した生活スタイル向上プログラム(Lifestyle Improvement Program through Tablets)の開発に関する予備的研究
要旨:地域在住の高齢者に対し,タブレットを通した生活スタイル向上プログラムを実施し,プログラム実施前後で成果指標を比較した.対象は東京都A区に在住する65歳以上の高齢者34名であり,講義と演習からなる全8回のプログラムを実施した.結果,ICT機器使用に関する質問項目のすべて,WHO-QOL26における心理的領域,環境領域,FAIで有意差が認められた.本研究により,健康高齢者に対する介護予防プログラムとしてタブレットを用いた介入は,ICT機器使用に関する主観的評価に肯定的な効果がある可能性が示された....
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| Published in | 作業療法 Vol. 40; no. 6; pp. 765 - 773 |
|---|---|
| Main Authors | , , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本作業療法士協会
15.12.2021
一般社団法人 日本作業療法士協会 |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0289-4920 2434-4419 |
| DOI | 10.32178/jotr.40.6_765 |
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| Summary: | 要旨:地域在住の高齢者に対し,タブレットを通した生活スタイル向上プログラムを実施し,プログラム実施前後で成果指標を比較した.対象は東京都A区に在住する65歳以上の高齢者34名であり,講義と演習からなる全8回のプログラムを実施した.結果,ICT機器使用に関する質問項目のすべて,WHO-QOL26における心理的領域,環境領域,FAIで有意差が認められた.本研究により,健康高齢者に対する介護予防プログラムとしてタブレットを用いた介入は,ICT機器使用に関する主観的評価に肯定的な効果がある可能性が示された. |
|---|---|
| Bibliography: | 原著論文 |
| ISSN: | 0289-4920 2434-4419 |
| DOI: | 10.32178/jotr.40.6_765 |