The subjects of direct sowing of riceplant and its possibilities for introducing to large-sized paddy fields
直播稲作の大区画水田への導入が推進されているが, 本報では直播の課題を整理した上で, 大区画への導入の可能性に関して考察した。まず, 直播の課題は均平精度向上や個別水管理といったハード面ばかりでなく, ソフト面, すなわち耕作者は手間をかけても高品種・高収量を望む傾向にあり, 直播導入に際しては普及者側とのコンセンサス形成が必要であるといった課題も存在することを指摘した。次に大区画への導入に際しては, 圃場整備を機にコンセンサスは得やすいものの, 均平精度を主としたハード面での制約が大きくなることから現時点では技術的に限界があることを述べた。したがってまずは通常区画水田で直播の技術を確立させて...
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| Published in | Journal of the Agricultural Engineering Society, Japan Vol. 66; no. 10; pp. 1005 - 1010,a1 |
|---|---|
| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
The Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering
01.10.1998
社団法人 農業農村工学会 |
| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0369-5123 1884-7188 |
| DOI | 10.11408/jjsidre1965.66.10_1005 |
Cover
| Summary: | 直播稲作の大区画水田への導入が推進されているが, 本報では直播の課題を整理した上で, 大区画への導入の可能性に関して考察した。まず, 直播の課題は均平精度向上や個別水管理といったハード面ばかりでなく, ソフト面, すなわち耕作者は手間をかけても高品種・高収量を望む傾向にあり, 直播導入に際しては普及者側とのコンセンサス形成が必要であるといった課題も存在することを指摘した。次に大区画への導入に際しては, 圃場整備を機にコンセンサスは得やすいものの, 均平精度を主としたハード面での制約が大きくなることから現時点では技術的に限界があることを述べた。したがってまずは通常区画水田で直播の技術を確立させてから大区画への導入に臨むべきである。 |
|---|---|
| Bibliography: | F01 1999000277 |
| ISSN: | 0369-5123 1884-7188 |
| DOI: | 10.11408/jjsidre1965.66.10_1005 |