時季および花(花蕾)の処理が単為結果性トマト品種‘ルネッサンス'の着果および果実特性に及ぼす影響

愛知県の主要作型の開花時期に当たる春季、初夏季、秋季および冬季において、花(花蕾)の処理が単為結果性トマト品種‘ルネッサンス’の着果および果実特性に及ぼす影響について検討した。‘ルネッサンス’は、春、初夏、秋および冬のいずれの時季においても、着果率は非常に高く、また発育不良果の発生もみられず、単為結果性の発現は強く安定していた。また、‘ルネッサンス’では、種子の形成や4CPA液(濃度15mg/L)の処理が果実肥大性および開花から収穫までの日数に及ぼす影響はみられなかった。各時季における優れた着果性と安定した果実肥大性から、‘ルネッサンス’は非単為結果性トマトと比較して生産性の高い栽培が可能であ...

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Published inEngeigaku kenkyuu Vol. 5; no. 2; pp. 111 - 115
Main Authors 大川, 浩司, 菅原, 眞治, 矢部, 和則
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 15.06.2006
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ISSN1347-2658

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Summary:愛知県の主要作型の開花時期に当たる春季、初夏季、秋季および冬季において、花(花蕾)の処理が単為結果性トマト品種‘ルネッサンス’の着果および果実特性に及ぼす影響について検討した。‘ルネッサンス’は、春、初夏、秋および冬のいずれの時季においても、着果率は非常に高く、また発育不良果の発生もみられず、単為結果性の発現は強く安定していた。また、‘ルネッサンス’では、種子の形成や4CPA液(濃度15mg/L)の処理が果実肥大性および開花から収穫までの日数に及ぼす影響はみられなかった。各時季における優れた着果性と安定した果実肥大性から、‘ルネッサンス’は非単為結果性トマトと比較して生産性の高い栽培が可能であると考えられた。
Bibliography:ZZ20004168
731065
ISSN:1347-2658