北関東における落葉採取林と未採取林のオサムシ科甲虫群集

栃木県茂木町の毎年落葉採取が行われている広葉樹二次林と未採取の林において,オサムシ科甲虫群集の多様性と群集組成を調べた。落葉採取の有り・無しの各3林分にそれぞれ1プロットを設置して,2012年5月~11月の月1回,1プロット当り15個のピットフォールトラップを3日間設置してオサムシ科甲虫を捕獲した。また各プロットの環境要因(A0層厚,ササ量,開空度など)およびミミズ密度を調査した。その結果,落葉採取の有無によって林床環境に明確な違いがみられたが,オサムシ科甲虫の種多様性や群集組成に大きな差異はみられなかった。...

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Published inNihon Shinrin Gakkaishi Vol. 96; no. 3; pp. 141 - 145
Main Authors 逢沢, 峰昭, 大久保, 達弘, 渋谷, 園実, 久保田, 耕平, 佐藤, 里沙
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本森林学会 01.06.2014
Subjects
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ISSN1349-8509
1882-398X
DOI10.4005/jjfs.96.141

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Summary:栃木県茂木町の毎年落葉採取が行われている広葉樹二次林と未採取の林において,オサムシ科甲虫群集の多様性と群集組成を調べた。落葉採取の有り・無しの各3林分にそれぞれ1プロットを設置して,2012年5月~11月の月1回,1プロット当り15個のピットフォールトラップを3日間設置してオサムシ科甲虫を捕獲した。また各プロットの環境要因(A0層厚,ササ量,開空度など)およびミミズ密度を調査した。その結果,落葉採取の有無によって林床環境に明確な違いがみられたが,オサムシ科甲虫の種多様性や群集組成に大きな差異はみられなかった。
Bibliography:ZZ20018854
873507
ISSN:1349-8509
1882-398X
DOI:10.4005/jjfs.96.141