水田表面水窒素濃度変化のモデル化

潅漑水量, 水質および施肥方法から, 水田からの窒素排出量を推定するモデルを構築した。モデルは収支式と硝化, 脱窒, 撹乱などの反応速度式から構成されている。また, モデルを構築および検証するために広範囲の水田条件を設定した六つのライシメータ実験を行った。モデルは多様な条件下の表面水窒素濃度を, 経年変化, 施肥の影響を含めて十分な精度で推定した。モデルの安定性は感度解析によって確認された。モデルは実験水田内での現象をよく再現した。今後は対象を実水田へ拡張する必要がある。...

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Bibliographic Details
Published inNōgyō Doboku Gakkai ronbunshū Vol. 1990; no. 146; pp. 15 - 25,a1
Main Author 森, 保文
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 農業農村工学会 01.04.1990
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ISSN0387-2335
1884-7234
DOI10.11408/jsidre1965.1990.146_15

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Summary:潅漑水量, 水質および施肥方法から, 水田からの窒素排出量を推定するモデルを構築した。モデルは収支式と硝化, 脱窒, 撹乱などの反応速度式から構成されている。また, モデルを構築および検証するために広範囲の水田条件を設定した六つのライシメータ実験を行った。モデルは多様な条件下の表面水窒素濃度を, 経年変化, 施肥の影響を含めて十分な精度で推定した。モデルの安定性は感度解析によって確認された。モデルは実験水田内での現象をよく再現した。今後は対象を実水田へ拡張する必要がある。
Bibliography:ZZ00015250
480889
ISSN:0387-2335
1884-7234
DOI:10.11408/jsidre1965.1990.146_15