アスパラガス連作障害におけるアレロパシー回避のための活性炭の利用

アスパラガス生育阻害へのアレロパシー物質の関与をプラントボックス法を用いて評価した結果,アスパラガスには強いアレロパシー活性があることを明らかにした.続いて,改良プラントボックス法を開発し,アスパラガスのアレロパシー活性と吸着資材の評価をした結果,ある種の活性炭はアスパラガスのアレロパシー物質を吸着し,検定植物であるレタスの生育阻害を回避できることが明らかとなった.また,アスパラガスの圃場試験においても,改植時の活性炭の処理によって,無処理区に比べて地下部重,貯蔵根数,株養成量,GI´が改善された....

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Published inEngeigaku kenkyuu Vol. 5; no. 4; pp. 437 - 442
Main Authors 北澤, 裕明, 西原, 英治, 平舘, 俊太郎, 篠原, 温, 藤井, 義晴, 元木, 悟
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 園芸学会 2006
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ISSN1347-2658
1880-3571
DOI10.2503/hrj.5.437

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Summary:アスパラガス生育阻害へのアレロパシー物質の関与をプラントボックス法を用いて評価した結果,アスパラガスには強いアレロパシー活性があることを明らかにした.続いて,改良プラントボックス法を開発し,アスパラガスのアレロパシー活性と吸着資材の評価をした結果,ある種の活性炭はアスパラガスのアレロパシー物質を吸着し,検定植物であるレタスの生育阻害を回避できることが明らかとなった.また,アスパラガスの圃場試験においても,改植時の活性炭の処理によって,無処理区に比べて地下部重,貯蔵根数,株養成量,GI´が改善された.
Bibliography:ZZ20004168
732099
ISSN:1347-2658
1880-3571
DOI:10.2503/hrj.5.437