ショウジョウバエのレーザによる物理的防除(第2報) : 画像処理を用いた自動防除システムの構築
第1報では、ショウジョウバエに対するレーザ照射の影響について示した。第2報では、画像処理を用いてレーザ照射を行う自動防除システムの構築を試みる。実験対象であるショウジョウバエは飛翔昆虫であり、レーザを自動で照射するためには、対象を画像処理によって認識、追尾し、空間内での正確な位置決めを行う必要がある。またこれらの動作は逐次瞬時に行われる必要がある。なお、レーザの照射方向を3次元で制御するためには、2要素のガルバノミラーを用いる必要があり、本研究ではこれらの動作を連動させるためのプログラムを開発し、実験と考察を行った。ガルバノミラーの制御は、キャリブレーションによる近似制御法を用いた。模擬飛翔体...
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Published in | Nōgyō Kikai Gakkaishi Vol. 67; no. 6; pp. 127 - 135 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
01.11.2005
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0285-2543 |
DOI | 10.11357/jsam1937.67.6_127 |
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Summary: | 第1報では、ショウジョウバエに対するレーザ照射の影響について示した。第2報では、画像処理を用いてレーザ照射を行う自動防除システムの構築を試みる。実験対象であるショウジョウバエは飛翔昆虫であり、レーザを自動で照射するためには、対象を画像処理によって認識、追尾し、空間内での正確な位置決めを行う必要がある。またこれらの動作は逐次瞬時に行われる必要がある。なお、レーザの照射方向を3次元で制御するためには、2要素のガルバノミラーを用いる必要があり、本研究ではこれらの動作を連動させるためのプログラムを開発し、実験と考察を行った。ガルバノミラーの制御は、キャリブレーションによる近似制御法を用いた。模擬飛翔体による照射実験を行った結果、照射対象が比較的高速に動いている場合、システムの動作速度に改善の余地が残ることが判明した。 |
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Bibliography: | 723290 ZZ00015065 |
ISSN: | 0285-2543 |
DOI: | 10.11357/jsam1937.67.6_127 |